「きまぐれオレンジ☆ロード」は当時の少年ジャンプでは斬新な「鮎川まどか」の表情にみられるアニメ風の絵を導入し、その手法はのちアシスタントの萩原一至や岡崎武士と本田将などに受け継がれていく。

影響を受けたマンガ家は、永井豪、山上たつひこ、吾妻ひでお、田村信(Graffiti(短編集)に本人からのコメントを記載)、江口寿史、高橋留美子など。

1981年、週刊少年ジャンプの月例新人賞であるフレッシュジャンプ賞で佳作入選 「LIVE! とってもロックンロール」 「週刊少年ジャンプ」でショート短編掲載。

1982年、「フレッシュジャンプ」に掲載された『ミルク☆レポート』で正式デビュー。

1984年、「週刊少年ジャンプ」において『きまぐれオレンジ☆ロード』を連載開始。

1988年、「スーパージャンプ」初月刊号から『せさみ☆すとりーと』を連載。

1993年、竹書房「コミックガンマ」新年号から大倉らいた原作で『BLACK MOON』の作画を担当。

1994年 ジャンプJブックスで 寺田憲史との共同原作で小説『新きまぐれオレンジ☆ロード』を制作。

1996年 東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)と共同でデジタルコミックCD-ROMマガジン『COMIC ON』を発売。プロデュース業と作家陣の一人二役を兼ねる。 以降、紙媒体の雑誌からデジタル・メディアでのマンガ制作に発表の場を移す。

又、体調を崩していた時期の、闘病生活を基にした自伝的漫画の制作を、現在進めている。

まつもと 泉(まつもと いずみ )

1958年10月13日 富山県高岡市生まれ。男性。血液型A型。富山県立高岡工芸高校卒業で、藤子・F・不二雄の後輩にあたる。

硬派路線一色であった1980年代の「週刊少年ジャンプ」で1984年から「きまぐれオレンジ☆ロード」を連載し、
ちば拓や桂正和とともにジャンプでのラブコメ路線を開拓した。